2024年1月7日日曜日

白内障の眼内レンズの度数の決め方

白内障の眼内レンズの度数は自分で決められます。といっても、メガネのような決め方ではなく、希望する焦点距離(ピントが合う距離)を指定します。

私の白内障の眼内レンズの種類や焦点距離などは以下のとおりです。手術後は裸眼で不自由なく生活できるようになりました。

レンズの種類単焦点レンズ
希望焦点距離55㎝
眼軸長27.42mm27.23mm
眼内レンズの度数14.0D14.5D
手術前の裸眼視力0.010.04
手術前の矯正視力0.10.4
手術1ヶ月後の裸眼視力0.4弱0.5

私はほぼ1日中PCのディスプレイを見ているので、目とディスプレイの距離を実測して55㎝にしました。手術後、視力が安定してメガネを作り直すまでの約1か月間、裸眼で仕事ができた方がいいと考えたからです。また、単焦点レンズの焦点距離から多少ずれても実用的に見えるという体験談を他の人のブログで読んだので、55cm以外の距離もある程度見えると考えました。

手術後は、裸眼で35cmくらいまではスマホの小さめの文字がぼやけずに見え、約1.8m離れた32インチテレビの字幕が読めます(少しぼやけます)。また、裸眼での屋外ランニングも問題なくできました。信号機の上の交差点名が、交差点の反対側からぎりぎり見えます。それほど良く見えるわけではありませんが、必要充分な視力だと感じています。

当初、眼科の看護師から焦点距離30㎝を勧められました。しかし、自分で実測して55㎝に変更しました。30㎝(-3.3D)では視力0.1未満になってしまいます。9歳から約50年間、近視で不自由してきた私は、視力を良くするチャンスを無駄にしたくありませんでした。ここで決めた視力は一生続きます。55㎝にして成功でした。9歳のときよりも視力が良くなりました。

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