2023年2月19日日曜日

Qlik Senseユーザーのためのデータ分析実践バイブル


Qlik Senseの使い方を書いた唯一の日本語の書籍です(2023年2月時点)。この本の付属データをダウンロードして、フリートライアルライセンスで実習すればとりあえず使えるようになります。アマゾンにも楽天にもあります。アマゾンの詳細はこちら、楽天はこちらです。章立ては以下のとおりです。
  1. Qlik Senseの概要
    • Qlik Senseのコンセプトや考え方を説明しています。
  2. Qlik Senseを試してみよう
    • 基本的な使い方の説明です。
  3. 基本的なビジュアライゼーションの作成
    • Qlik Senseで使えるチャート(グラフ)の説明です。
  4. より便利なビジュアライゼーションの使い方
    • 累積や移動平均などのやり方を説明しています。
  5. アプリへのデータの追加
    • データマネージャーとロードスクリプトの使い方を説明しています。
  6. データ準備とモデリングの基礎
    • データマネージャーの使い方について説明しています。
  7. 高度な分析を行うための関数
    • Qlik Senseが用意している関数の説明です。SET分析(Power PivotのCALCULATEとFilterに相当する機能)についても説明しています。
  8. ロードスクリプトによるデータ変換
    • ロードスクリプトの使い方の応用編です。
  9. 販売データ分析での実践
    • ABC分析について説明しています。
  10. 人事データ分析での実践
    • データアイランドについて説明しています。
Qlik Senseは、Power BIに似たBIツールです。できることはほぼ同じで、使い方が異なります。Power BIと比べた感想は以下のとおりです。
  • Power Queryに相当する部分(ロードスクリプト)の使い方が難しい。
    • 私は、Power Queryで加工したものを取り込んでいます。
  • 直接取り込みのアップロードで一度に取り込めるファイルサイズの最大が50MB。
    • 50MB超のファイルは分割してからアップロードしなければなりません。
  • 直接取り込みの最大容量は200MB
    • ローカルファイルからのアップロードは合計で200MBまでです。200MBを超える場合はAWSのS3などにアップロードしたデータに接続する必要があります。
  • メジャーは「マスターメジャー」に登録する。
    • メジャーから他のメジャーを呼び出す場合は、「マスターメジャー」に登録すればできます。ただし、ロードし直すと、登録したメジャーを修正しなければならないことがあります。
  • リレーションがしにくい
    • Power BIやExcelと同じようにリレーションしようとすると循環参照になる場合があり、テーブル構成を変更しなければならないことがあります。
  • 情報が少ない。
    • Power BIに比べて本やネット上の情報が圧倒的に少ないので、行き詰ったときに解決するまでに時間がかかります。
なお、UdemyにQlik Senseの講座(日本語に翻訳されたもの)があります。わかりやすくて役に立ちます。

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