2023年8月13日日曜日

Excel パワーピボット(鷹尾祥著、翔泳社)


BIツールの基礎を学べます。Power QueryとPower Pivotをバランスよく扱っています。内容は以下のとおりです。なお、楽天にもあります。

第1部 理論編
  1. Excelの常識を買えるモダンExcelの登場
    • 著者が「モダンExcel」と言っているのは「BIツール」と同じ意味です。本書が出版された時期にはまだBIツールは一般的ではありませんでした。
  2. モダンExcelによる全自動レポートの仕組み
    • Power QueryとPower Pivotを使った集計の概要を説明しています。
第2部 実践編
  1. 実践にあたって
  2. まずは基本の星型モデルで7つのステップをマスター
    • Power QueryとPower Pivotを使った集計の作り方を説明しています。最終的にレポートを作成します。また、カレンダーの作り方と使い方を説明しています。カレンダーは集計に必須です。
  3. 商品別収益性分析
    • 2で作ったレポートに、商品ごとの利益を追加します。クエリのマージを実習します。
  4. 商品カテゴリー・商品別の売り上げ割合
    • Power Pivot(DAX言語)を使ったメジャー(集計用の数式)の作り方と、リレーションシップについて説明しています。
  5. 当期累計売上
    • 累計の作り方を説明しています。Power Pivot(DAX言語)での累計の作り方は画期的にシンプルです。
  6. 売上前年比較
    • DAX言語を使った前年比較の作り方を説明しています。
  7. 予算vs実績比較
    • フォルダーからのファイルの取り込みを説明しています。また、ピボット解除について説明しています。ピボット解除は集計に必須の処理です。
  8. ダッシュボード
    • 前章までで作ったデータをグラフ化します。おまけ的な章です。
Excelのパワークエリとパワーピボットの考え方は、Power BIやQlik Senseなどの他のBIツールと同じです。ExcelでBIツールのスキルを身に着けることができます。

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